report

【レポート】きくちさかえお産学講座「出産の社会デザイン学」第1期

update 2022/04/05

きくちさかえお産学講座「出産の社会デザイン学」
2021年10月〜2022年3月の6ヶ月間の講座が終了しました。


助産師、ドゥーラ、バースエデュケーター、ヨガインストラクター、帝王切開カウンセラー、起業家等さまざまな属性の方たちが、国内のみならず海外(アメリカ、ニュージーランド、世界を旅しながらのご参加のかたも!)からアクセスしていただき、全6回の講座を実施しました。


助産の歴史、産科医療、性自認、子どもの育つ環境、ジェンダー、セクシュアリティ、産前教育など、出産育児環境を取り巻くさまざまなテーマから現代社会の構造を捉え、参加者ご自身が何を目指すのか、これからの立ち位置を確認することをゴールとして進めてきました。


講義だけでなく、参加者からの話題提供を交えながらディスカッションをしてきました。それぞれの思いや価値観を語り、共有することで意識を高めあい、お互いにエンパワメントしてきました。
出産の医療化、生殖医療技術、グローバル産業化が進んできていますが、女性の産む身体としては変わりない。


何が変わり、何を変えてはいけないか。
これからもお産学講座を通して問い続けていきたいと考えています。


きくちさかえさん、ご参加いただいたみなさま。
ありがとうございました!


++++++++++


★参加者の声
・とても充実した学びある全6回の講座でした。菊地先生のお話はもちろんですが、ご参加されていた助産師さんやドゥーラさん、お産にたずさわっている皆さんのお話も楽しく、妊産婦さんへの熱い思いは皆一緒で今後も繋がっていきたいなと思いました。


・時代の移り変わりとともに、「産む」ことの意味が変わってきていますが、それを体験してきたものとしてが語り継ぐことの大切さを実感しました。また、どうしても古い考えが抜けない年代でもあるので、常にブラッシュアップが必要だと思います。そのためにも、様々な活動をしている人たちの声がとても貴重でした。


・お産に関する日本での歴史、現代の課題を学べたことが非常に勉強になりました。また、様々な形でお産に関わっている他の受講者の方のお話を聞けたことも非常に有意義でした。


・勤務助産師として居心地が良くない講座もありましたが、全体的に受講することで助産哲学、自分が進むべき道が明らかになりました。受講してほんとによきです。ありがとうございました。


・今回の講義を通し、出産と環境問題(エコロジー)は深くつながっているものであり、その根底には、男性優先である社会の歪みが多く関連しているんだと、深く認識することができました。


・講師の先生も参加される方々も皆さまが素敵で、それぞれの持ち味を活かして活動されていて、大変刺激を受けました。
視野が広がりました。ありがとうございました。


++++++++++


第2期を6月から開講します。
学び、つながり、エンパワーする!
国内・海外問わず、きくちさかえさんと共に学ぶ時間を過ごしませんか。