2021/3/27（土）
『東日本大震災から学ぶ、子育てをめぐる防災と環境』を開催しました。

 

前半は、震災直後の混乱の中お産を迎えた母子ととりあげた助産師、保健師、救急救命士。災害などの想定外の出来事で病院外で出産を介助することへの心構えや出産ケアの本質、また病院外で限られた設備の中でも無事にお産を乗り越えるサバイバーの力を母子も持っていること。
後半は、10年経った福島の現状、放射能や環境、暮らしに関する当事者の抱える複雑な思いや葛藤などをお話いただいた上で、参加者同士で語る時間を過ごしました。

 

とかく、科学的根拠や数値で立証されたことを伝えることが、果たして当事者への寄り添いに響くのか、納得するのかについては、支援者の私たちが扱う際は考えていくべきところと感じました。

 

技術とエビデンスだけでは乗り越えられないメンタルヘルスや心への寄り添いを、私たちはもちろん、国や社会は忘れてはならないことを改めて心に刻むことのできた時間となりました。

 

ご参加いただいた防災活動や課題なども共有でき、新たな気づきを得ることができました。
きくちさかえ( Sakae Kikuchi )さん、ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました！

 

 

 

＊名古屋市社会福祉協議会地域福祉リーディングモデル事業助成事業