11/29（日）きくちさかえさんの『世界お産』お話会を開催しました。
3/8に開催予定だった講座を延期して、オンラインという新たな形での開催となりました。

 

前半に世界のお産を巡った際の当時のお産環境や体験談を、後半に今の出産育児環境の現状と課題について、語っていただきました。

 

きくちさんのお話はいつも、出産育児環境を現実的な視座で語ってくださいます。
ジェンダーギャップ指数の低さ、周産期死亡率より自死率の高い現状（東京23区において）、ケアの欠如など、コロナ禍の影響だけに限らず、出産を取り巻く問題が何で、今後どのような視点でお産を経験する女性に関わっていけばよいか、今回もとても刺激のある内容でした。

 

初めてきくちさんの講座を聴き、合宿をしていた5年前に比べても、女性のライフスタイル、お産をとりまく環境や概念も多様化し、変わってきていることを感じています。そんな多様化したお産環境やニーズに支援者はどのように関わっていけばよいか？もっと深く掘り下げたいと感じました。
今年は特にコロナ禍による大きな変化がありましたが、そんな不確実性な時代に対応しつつ、根幹に必要なケアと寄り添いの概念を常に意識しながら、これからどんな社会になることを望むかを考える、よいきっかけになりました。

 

きくちさん、いつも斬新な気づきをありがとうございます。
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました！

 

 

 

 

 

＊名古屋市社会福祉協議会地域福祉リーディングモデル事業助成事業