2021年1月9日（土）
白井 千晶先生の「連続講座『親になる』②もっと知りたい　里親・養子縁組」を開催しました。

 

養親にとっての喪失。
生みの親にとっての喪失。
子どもにとっての喪失。

 

喪失を抱えた当事者に出会った時に、どう関わり、語りを聴き、気持ちの整理を共にすることができるか。

 

自分が出会う人、関わった人、その人のバックグラウンドに対して色んな想像力を働かせる。
違いを認め、違いをたたえるような社会。
それが特別なことではなく自然で当たり前な環境ができたら、と改めて感じました。
母子手帳や保険証の表記に関する配慮、養親の立場からのサポートの声、”みんなが自分で子どもを産んで育てているという前提を外す”という白井先生の言葉に、まだまだ知らないことがあることを実感しました。

 

今回は、助産師、ドゥーラ、支援者、里親の立場の方にご参加いただき、支援者視点、親の視点のご意見を交えた、とても実りある時間を過ごすことができました。
サポートする側、受ける側、もっと知りたいと思う方、色々な方が混じり合い、双方の意見を高め合う学びと語りの場をこれからも作っていきたいと思います。

 

 

＊名古屋市社会福祉協議会地域福祉リーディングモデル事業助成事業